4月になりました。新年度を迎え、進級、進学、就職、移動などで新生活がスタートしたという人も多いと思います。また、新しいことを始めるという人もおられると思います。今年度をいい1年にするためにもスタートを大切にしたいですね。しかし、春には気をつけないといけないことがあります。春は気圧の辺土が起こりやすいことや寒暖差が大きいことといった気候の変動が体調を崩す原因になることがあります。また、新年度がスタートしたことにより、学校や仕事、生活環境に変化が生じるため、不調の原因につながることがあります。
4月にかかった負担やストレスにより5月病といわれるような心の不調が起こることがあります。5月病とは環境の変化や新しい環境などにより心身の調子を崩し、体調が悪かったりやる気がでなかったりするような状態です。この5月病が悪化すると適応障害やうつ病につながることがあります。
今回はうつ病について少しお話します。うつ病の症状には精神面と身体症状があります。精神面の症状では興味や関心の低下、意欲低下、抑うつ、不安、焦燥などがあります。身体症状では不眠や過眠といった睡眠障害、倦怠感、易疲労感、食欲低下、過食などがあります。うつ病の種類としてはうつ状態が長期に持続する持続性の抑うつ障害、大きなストレスによって本人が適応できなくなる適応反応症のうつ状態、双極性障害のうつ状態などがあります。うつ病の治療方法には精神療法と薬物治療などがあります。
最後になりますが、4月にいいスタートをきるためにも寒暖差などの気候の変動に対応しやすい服装を着たり、趣味などで適度にストレスを減らしたりすることで5月病になりにくい生活を送るように心がけましょう。