リハビリテーション科の職種について
リハビリテーション科をご利用の患者様から理学療法士と作業療法士は何が違うの?言語聴覚士の訓練って何をするの?との質問を受けることがあります。
ちょうどブログ更新の順番が回ってきてよい機会なので今回は当院リハビリテーション科の職種についてお話ししたいと思います。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は、リハビリテーションを担う国家資格です。それぞれの職種の特徴は以下の通りです。
- 理学療法士(Physical Therapist:略してPT)
日常生活での基本的な動作(起き上る、立つ、歩くなど)の改善を図るために、身体機能の改善を目的とした運動療法(関節可動域訓練、筋力訓練、バランス訓練など)を行います。
- 作業療法士(Occupational Therapist:略してOT)
日常的な生活の中で必要な動作(食事をする、着替える、お風呂に入る、トイレでの動作など)の改善や社会参加(就業や趣味活動への参加など)に必要なスキルを身につけるために、日常生活動作(Activities of Daily Living :略してADL)の訓練を行ったり、環境の調整(食事の際の机や椅子の高さの調整や補助具の提案、車いすでの座り心地や安定性の調整など)を行います。また、高次脳機能障害を持つ方々、精神疾患を持つ方や神経発達症を持つ方々へのリハビリテーションも行います。
- 言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist:略してST)
話す(言語)、聞く(聴覚)、食べる/飲み込む(嚥下)機能の改善を図るために、言語訓練や嚥下訓練を行います。また、高次脳機能障害を持つ方々へのリハビリテーションも行います。
と、いろいろとご紹介しましたが、結局3職種とも、リハビリテーションを受ける方々の生活の質(Quality of Life:略してQOL)の向上という最終目標は同じなので、ADL訓練や環境調整を理学療法士も行うこともありますし、基本動作の訓練を作業療法士が行うこともあります。当院ではPT・OT・STで最終的な目標や環境を検討することも日常的に行っています。チームで連携してリハビリテーションを行うことが重要だと考えています。
ちょっと長くなってしまいましたが、今回はリハビリテーション科の職種のご紹介をさせていただきました。
