6月も終わりを迎え、今年も残り半分となりました。
雨の日が多く蒸し暑い季節ですが、いかがお過ごしでしょうか?
夏の高温多湿の環境は食べ物が腐りやすく細菌による食中毒が発生しやすい季節です。そこで今回は夏に多い食中毒とその対策についてご紹介しようと思います。
★夏に多い食中毒ランキング★
①アニサキス→上腹部痛、吐気、嘔吐など。刺身などの非加熱食が原因他
②カンピロバクター→吐気、嘔吐など。鶏肉などの加熱不足が原因他
③サルモネラ→発熱、吐気など。鶏卵などが原因他
④ブドウ球菌→吐気、嘔吐など。傷のある手指でのおにぎりなどが原因他
⑤腸管出血性大腸菌→激しい腹痛がある。手洗い不足が原因
食中毒予防の3原則
つけない!・増やさない!・やっつける!
〇つけない 食材を洗い、土など細菌をしっかり洗い流しましょう。また生食で食べる野菜や加熱して食べるお肉はわけて保管することで細菌をつける対策となります。
〇増やさない 低温で保存しましょう。10℃以下で細菌の増殖ペースは下がり、マイナス15℃で増殖が停止します。
〇やっつける 加熱処理を行いましょう。中心温度75℃1分以上が目安となります。ノロウイルスに関しては85℃1分半以上加熱することで細菌をやっつけることが出来ます。
厨房でも安心安全の食事を提供することを大前提に作業にあたっています。
作業前の手洗い、加熱調理時は必ず中心温度を85℃以上、調理器具の洗浄と漂白などを毎日しており、利用者のみなさんが健康的な生活をすごせるよう、食中毒に気を付けています。
家庭でも食中毒には充分気を付けてください。一番大事なことは手洗いです!
◇先日の献立◇
ごはん 鶏肉のソテー 千切り大根の和え物 すまし汁
これから夏本番!!今回紹介した食中毒対策をぜひ役立ててください!