お盆が過ぎ、朝夕の暑さは若干和らいでいるような気もしますが、日中はまだまだ暑い日が続いていますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、リハビリでは隔週火曜日に科内の研修会を行っています。
4月~9月は「接遇(基本的なマナー)」「感染対策」「ハラスメント」「基本動作介助」などの、新人教育に重きを置く研修を行っています。先日は「ポジショニング」の勉強会がありましたので、少し紹介させていただきます。
「ポジショニング」を簡単に説明すると、自力では動けない方や、手術後などで動いてはいけない方などに対し、クッション等を使って、安全で快適な姿勢を作ることです。適切なポジショニングは褥創や関節の拘縮を防ぐことが出来ますし、私的には何よりご本人様がつらい思いをしなくて済むと考えています。
新人スタッフだけではなく、初心忘るべからずということで、リハビリテーション科のほとんどのスタッフが研修会に参加してくれました。
上の写真は横向きに寝る姿勢を保つためにクッションを背中に設置しているところです。楽な姿勢を保つには体が床に設置している面(基底面といいます)が多いほうが楽なので、体をあずける面が多くなるようにクッションなどで床と体の間の隙間を埋めていきます。
下の写真は横向きで寝る姿勢になった際の、足元に入れるクッション例です。褥創が予防出来て、なおかつ楽な姿勢にするには・・・とみんな一生懸命考えていました。
皆さんも、就寝する前に枕の位置や高さがしっくりこないとか、一般的に知られている四十肩・五十肩などの際に寝る姿勢に困ったことはありませんか?
そんな時にはインターネットで「ポジショニング」調べてみてくださいね。
参考になる記事が見つかるかもしれません。
当クリニックに来院された際にはリハビリスタッフにも質問してみてください。一緒にいい方法を考えましょう!